漫画のネタバレと感想まとめ

生と死を見つめた漫画集

漫画「いつか咲く花」ネタバレ感想 庭りか

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庭りか先生の漫画「いつか咲く花」は、貧乏ながらも幸せだったヒロインが父親が借金を苦にして自ら命を断ってしまい、「お金」に翻弄されずに生きる道を模索するお話です。

強く賢く生きようとする春音が「金の花」を咲かせる日が来るのか?

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「いつか咲く花」ネタバレ

 

春音のお父さんは病気で入院したせいで会社をクビになり、以来バイトを転々としており貧乏暮らしになってしまいました。

お父さんは優しくて、お金がないながらも「ピカピカに磨いた10円玉」を春音にプレゼントします。春音は宝物にしよう、と喜んでいましたが・・・

お父さんは屋上から飛び降り自殺をして、借金が500万円もあったことがわかります。お葬式のあと、両親の親友だった東雲のおじさんとお母さんが再婚することになり、東雲さんがお父さんの借金をすべて清算してくれました。

貧乏だったけれども幸せだった今までとは違い、東雲さんは不動産業をしているお金持ちで、大きな家に住むお嬢様になったのです。

いじわるな親戚

東雲さんとお母さんが再婚したことで、春音は新しい家にいきますが、東雲さんにはいじわるなお姉さんがいました。そしてそのお姉さんは以前、パートをしていたお母さんと春音に対して「何をやっても許されるのがお金持ち」と金にものを言わせていじわるをしてきた親子だったのです。

母・紫織は新たに親戚になった東雲さんの姉・芙美子に愛想よく接しますが、その娘である美貴とともに内心では反感を抱いたままです。春音は新たに父親となった東雲さんに「お金が人を支配するの?」と尋ねてお金は大嫌いだと話します。

「私が幸せかどうかをお金になんか決めさせない」と言う春音に、東雲さんは春音の父親である大樹の写真を見ながら「俺はおまえの娘をどう育てようか」と話しかけていました。

父が死んだのはあなたのせい?

春音は父が東雲さんから借金をしていたことを知り、父が死んだのはあなたのせいではないのか!?と詰め寄ります。東雲さんは「父親の借金を返してから大きな口を叩け」と、500万円の借金を父に代わって返してみろと春音に言います。

不動産業を営む東雲さんの手伝いをし、春音はその借金を返済して父親の墓の前で土下座させてやる、と誓います。そして春音はお金をどうすれば儲けることができるのか学び始めるのです。

本当の黒幕!?腹黒い母親

春音のお母さんは、東雲さんのいじわるな親戚に対しても常に温かく接するやさしい母親に見えました。そして春音に対しても最高の母親です。

春音は父が自ら死を選んだ原因が借金のせいで、お金を貸した東雲さんのせいでは、と疑っていましたが・・・お母さんは実は非常に腹黒い女性であることがわかります。

「かわいがって抱きしめてあげるだけで、子供は母親の操り人形」と、裏から春音の行動を操り、そして結婚前につきあっていた東雲に対しても「私のことはあなたが幸せにしてくれるでしょう?」と微笑みます。父親が死んだ原因は東雲さんではなく、ひょっとして・・・

「いつか咲く花」の感想

大好きだったやさしいお父さんがお金のために死んでしまい、春音はお金に左右されずに生きることを誓います。そして春音は賢い子で、お金の何たるかを自ら学んでいき、正しいお金の使い方や稼ぎ方を知っていきます。

最初は父親の敵と恨んでいた東雲さんは、本当はすごくいい人で春音にお金に負けないような強い子に育ってほしい、と悪役を買って出ていたのでした。

この漫画は「お金」がテーマとなっていて、人を不幸にして稼ぐお金ではなく、みんなを幸せにするお金を得る方法を大切にしています。また、正直言って絵が下手(作者さんごめんなさい)なんですが、それが気にならないくらいにストーリーがリアルでしっかりとしており、どんどん引き込まれて先が気になります。強く生きる春音の姿に共感できるお話でした。

バリュコマ

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