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漫画「見習い民生児童委員」ネタバレ感想

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姑のお手伝いで嫌々民生委員の仕事をすることになった主婦が、独居老人の家へ訪問を通して、さまざまな問題を抱える家庭に関わり、人として成長していく漫画が「見習い民生児童委員 熊切まどか(上野すばる作)」というお話です。

こちらでは第一話のあらすじと感想をご案内します。

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「見習い民生児童委員」第一話のあらすじ

ただの何でも屋な民生児童委員

 

29歳主婦の熊切まどかは、姑・静江が民生委員をしていたことから自分も半分強制される形で手伝わされることになりました。

「民間の奉仕者」と言われる存在なものの、やっていることといえば体のいい「何でも屋さん」で、独居老人を尋ねて、薬を代わりにとってきてくれるように頼まれたり、長時間の愚痴を聞かされたり、草むしりまでさせられる始末。

ボランティアのようなものですから、交付される活動費はバイトでもしたほうがマシな金額。

そんな割に合わないことをやらされて、まどかはかなりうんざりしていました。

 

ネグレクトの疑いがある子供たち

 

ある日、沼田のおばあちゃんに呼び出されると、「気になる子供がいるのよ」と報告されます。

いつも同じ服を着ていて汚れており、あきらかに母親から世話されていない様子のシングルマザーの二人の子供たちでした。

「ね、気になるでしょ?」

「ネグレクト、ですかね」

なんとかしてくれない!?と押しの強いおばあちゃんに言われて、しぶしぶ話しかけるまどか。ご飯も食べていない、という子供たちにとりあえずお弁当を買って与えます。

 

生活保護の申請を手伝う

 

お母さんが帰ってくるまで、家で待たせてもらいましたが、母親は若く21歳でいくら働いても生活が苦しく、どうしようもない状態だとわかります。

「そうだ、生活保護の申請をしましょう!」

と、まどかは思いついて一緒に窓口までついていき、無事審査が通りました。

母親は今まで必死に働いても手が届かないほどのお金をもらって大喜び。

子供たちにも新しい服が与えられ、「いい仕事をした!」という気分になるまどかでしたが・・・

 

子供に「うそつき」と言われる

 

数ヶ月後、彼らの住まいから火事が出て、母親は子供をほったらかしで遊び歩いていたことがわかりました。

児相の猪瀬がやってきて、まどかに「無責任だ」といきなり怒り始めます。まどかが生活保護を受けさせたのであれば、ちょくちょくチェックして母親がきちんと生活しているか確認するべきだった、と責めるのです。

なんでそんなこと言われなきゃならないの・・・と憤るまどかでしたが、子供たちの御見舞に行って言われた一言がこたえました。

「嘘つきのおねえちゃん」

これからはずっとママと一緒にいられるよ、というまどかの言葉が嘘だったというのです。

自分の適当な考えで子供たちをひどい目にあわせた原因をつくってしまった、とまどかは落ち込みますが・・・

 

「見習い民生児童委員」の感想

 

この手のお話だと熱血タイプのヒロインが多いですが、まどかはその真逆(笑)

姑の命令で仕方なくやってあげている、という気持ちで仕事をしていますから、児相の人から怒られてました。

それでも、まどかは大変な環境にある家庭を知り、その力になれる「民生委員」の仕事をなぜ、姑がつづけてきたのか、理解できるようになっていきます。

見習いで最初はやる気がなかったものの、まどかは次第に「人に役に立つこと」がどういうことなのか失敗を通して学んでいきました。

 

この第一話でも、「生活保護をもらえば解決!」と先走ってしまったため、お母さんが自立する気がまったくなくなってしまい、彼氏を見つけて子供を放って派手になっていましたね。

まあでも、「うそつき」と罵られるのはちょっとひどいかな・・・善意からしてあげたことには間違いないですから。

 

猪瀬の言葉もうなづけます。

「生活保護費はわたしたちの血税から出ているんです」

これもそうですよね。税金たっぷりもっていかれている人ほど、憤るのもわかります。

本当に困っている人に適切に使われているのか。そこまで考える必要があります。

見習いのまどかが民生委員としてどう成長していくのか、楽しみですね。

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