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空と海のあいだ(漫画)ネタバレ感想 松尾しより

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松尾しより作 漫画「空と海のあいだ」は昭和18年、太平洋戦時下の信州を舞台にしたお話です。

東京から一度も会ったことがない教師・十和田一臣のもとに16の年に嫁いできた美津子は・・・

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空と海のあいだのネタバレ

見も知らぬ男性に嫁ぐ美津子

 

両親もおらず、東京の叔母夫婦のもとで暮らしていた美津子は、16歳で信州の遠縁の教師の嫁になることが決まった。

国民小学校の先生だということ、東京で悪さをしていられなくなったから長野に行ったということしか知らない。

けれども、今日から夫になる十和田一臣は、意外にもハンサムで優しい人だった。

 

学校教師の一臣の過去

 

彼が教えている学校の生徒たちは人懐こく、美津子にもなついてわきあいあいになる。

だが、生徒のひとりが「先生と遊んだら兄ちゃんに怒られる」と帰ってしまう。何かワケありな様子であった。

美津子は字が読めず、それを必死で隠していたものの、突然訪問してきた赤川環という一臣の学生時代から関わりがあるキレイな女性に見破られてしまう。

環は一臣の過去の恋人だったが、親友がショックで逃げ出し危険思想の持ち主として警察に追われていたため捕まったのであった。

 

不敬罪で逮捕!?

 

一臣もまた、危険思想の持ち主として警察に目をつけられていた。そしてとうとう不敬罪で連行されてしまう。

出てきた一臣は拷問されてボロボロになっていたが、看病をしているうちに二人の絆が強まっていく。

環はそんな二人を見て、東京へ帰り親が決めた政略結婚をすることにした。

一臣の反戦思想は「非国民」として周囲にののしられ、やがて教師の職も追われる。

そしてとうとう、一臣のもとに赤紙が届き、出征していってしまう。

 

空と海のあいだの感想

 

一億総火の玉、という戦時下において、反戦思想を持つ教師の一臣は、自分の思いを貫いて生きようとしますが「非国民」として激戦区へ送られてしまいます。

不幸な生い立ちなのに、純粋でひたすら一臣を慕う美津子の愛に胸を打たれます。

絵もものすごくきれいで、少女漫画のようでありながら「戦争」という思い題材、そして夫婦の深い愛情のあり方などさまざまな思いがあふれだしてきました。

 

戦場へ行った一臣がきっと帰って来ると信じて待ち続ける美津子の強さ、そして平和な日常がどれほどありがたいものなのか、考えさせられました。

戦争漫画なので、ラストは予想通りに切ないものでした。終戦記念日がある8月に読むとなおさら涙が出てきます。

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